真宗大谷派(本山・東本願寺)の大谷暢顕門首の弟光道氏(62)は7日、京都府から認証を受け、京都市右京区の嵯峨野に宗教法人「本願寺」を1日付で設立したと発表した。
光道氏は故大谷光暢前門首の四男。宗派間の主導権争いをめぐる“お東紛争”に絡み1998年、同派の僧籍を削除され、2005年、右京区に自宅兼寺務所を設け「大谷本願寺」の通称で宗教活動を続けていた。
7日、寺務所で会見した光道氏は「宗教活動に変化はないが、法人となり社会的責任ができた。伝統に従った浄土真宗の教えを堅持したい」と話した。
光道氏は「本願寺」について、門信徒約1万人、約30の関連寺院があると説明。07年内には寺務所脇に本堂の建築を始めるという。
ZAKZAK 2007/02/08