通信大手「KDDI」(東京都千代田区)は8日、auの携帯電話サービスを解約した約22万4000人分の個人情報を記録した光磁気ディスク1枚を紛失したと発表した。
同社によると、このディスクには、今年1月14日までの1年間に、全国で解約手続きをした人の名前や住所、解約時の電話番号などが記録されていた。顧客情報などをコンピューター管理している栃木県小山市にある同社のセンター内で、従業員が数枚に分けてコピーし、保管していた中の1枚。先月25日に室内の整理をしていた際、紛失がわかった。
同社は「18日に不要資料などを処分した際に紛れ込んでしまったのではないか」としている。
KDDIでは昨年6月、インターネットサービス「DION」加入者約400万人の個人情報が流出していたことが発覚。同年9月には、適正な情報管理を徹底するよう総務省から行政指導を受けていた。
KDDI広報部の話「お客様をはじめ関係各位の方々にご迷惑ご心配をおかけしますことを深くおわびします」