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2007年02月07日(水) 00時00分

金沢大名誉教授に有罪 医療ミス、男児死因と認定 中日新聞

 金沢市の障害児のための医療福祉施設「石川整肢学園」で2001年2月、男児=当時(4つ)=の気道に入れるチューブを誤って食道に入れて死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた金沢大名誉教授の麻酔科医村上誠一被告(80)の判決公判が7日、金沢地裁であった。堀内満裁判長は「挿管後の確認を怠ったが、民事で和解も成立している」として、禁固1年8カ月、執行猶予3年(求刑禁固2年)の有罪判決を言い渡した。村上被告側は控訴する方針。

 堀内裁判長は判決理由で「チューブを食道に挿管した後、徐脈や血液中の酸素が欠乏するチアノーゼなど、誤った挿管を示す兆候があったのに、十分な確認を怠った」と挿管後の注意義務違反を認定。村上被告の過失と男児の死亡には因果関係があると認めた。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070207/eve_____sya_____024.shtml