TBS系の情報バラエティー番組「人間!これでいいのだ」で、行き過ぎた表現や論文の無断使用があったことが7日、わかった。
TBSによると、問題があったのは、関西テレビ制作「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題発覚後の、今月3日放送分。
「ハイパーソニック音(2万ヘルツを超える高周波を含む音)を聞くと、アルファ波と呼ばれる脳波が出る」という学説と、「アルファ波が出たということは、集中力と記憶力が高まる可能性がある」との談話を組み合わせ、ハイパーソニック音を「頭のよくなる音」と紹介した。
番組スタッフは、ハイパーソニック音の論文を発表した研究チームに協力依頼して断られたにもかかわらず、無断で論文を使用していたという。
この問題を「捏造」とした記事が、8日発売の週刊誌に掲載されるが、TBS広報部は「行き過ぎた表現と論文の無断使用はおわびするが、捏造は一切ない」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070207i313.htm?from=main3