昨年12月、福井市の福井信用金庫堀ノ宮支店の現金自動預け払い機(ATM)から1300万円が盗まれた事件で、県警捜査1課と福井署は6日、坂井市三国町水居、同支店次長川畑孝司容疑者(48)を窃盗容疑で逮捕した。
調べでは、川畑容疑者は同月13日深夜、勤務している同支店のATMの後ろにある機械室に保管してあった、ATM裏側の現金を補充する扉の鍵を使い、1300万円を盗んだ疑い。
川畑容疑者は、事件後もふだんと変わらず、勤務していたという。
店舗南側の高さ約2メートルの位置にある男子トイレの換気扇(縦横約25センチ)が壊され、機械室も荒らされており、同署は、外部から何者かが侵入したように装ったとみて調べている。
川畑容疑者は、1982年に同信金に採用され、2004年10月から同支店に勤務、05年4月から次長を務めていた。
蓑輪進一・同信金理事長は「お客様や地域の方々に大変なご迷惑をかけ、心からおわびする。現在捜査中であり、事実関係を見極めたうえで厳正に対処したい」とのコメントを出した。