柏市内の交差点で、横断歩道を渡っていた女子高生3人をひき逃げして重傷を負わせたなどとして、殺人未遂、危険運転致傷、道交法違反(無免許・ひき逃げ・酒気帯び運転)の罪に問われた柏市増尾4丁目、建設作業員石井高幸被告(43)に対する論告求刑公判が5日、千葉地裁松戸支部(伊藤正高裁判長)で開かれた。検察側は「被告は一度も免許取得したことない常習的無免許で、酒気帯び状態で被害者をはねて引きずるなど未必的殺意を抱いての悪質極まりない犯行だ」などと述べ、懲役20年を求刑した。
論告などによると、石井被告は昨年4月25日午後6時45分ごろ、無免許、酒気帯び状態で、乗用車を運転し、柏市内の市道交差点に赤信号を無視して進入。青信号で横断歩道を渡っていた県立高校のいずれも15歳の女子生徒3人をはね、重傷を負わせた上、1人を車体の底に巻き込み、約400メートル引きずりながら逃走したとされる。
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