調べでは、一月三十日、同市内に住む八十代の女性宅に息子を装った男から電話があり、「会社の金を使い込んでしまった。現金百八十万円が必要なので、受け取りに行くバイク便に渡して」などと指示した。
女性は、自宅に現金を受け取りに来たバイク便に現金約百八十万円を渡した。その後、女性が息子本人に電話で確認し、振り込め詐欺と判明。同署に被害届を出した。
同市内では一月二十六−三十一日の間に、バイク便を利用する同様の手口の振り込め詐欺がほかに四件あり、うち二件は事前に気付いたため被害はなかった。被害に遭ったのは同市内の六十−八十代の高齢者の女性だった。バイク便は正規の業者だったという。 (近藤晶)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070206/lcl_____tko_____004.shtml