県議会の各会派代表者でつくる「会派連絡会」は5日、3期12年以上務めて引退する議員に贈っている5万〜10万円相当の記念品を廃止することを決めた。全国的に地方議員の厚遇に対する批判が高まる中、県議会も見直しを始めた。
議会事務局によると、この制度は95年3月に開かれた「各派代表者会」(会派連絡会の前身)で取り決められ、贈呈が始まった。引退を決めた議員に対して4年に1度、県議会からの感謝状に加えて記念品として、前回の03年に3期以上5期未満の議員には5万円相当の、5期以上の議員には10万円相当の、書類や手紙を入れる讃岐漆器の箱がそれぞれ贈呈されたという。いずれも県が公費で負担した。
廃止を提案した自民党議員会の尾崎道広幹事長は「この財政難の中、慣例だからといって継続するのはどうか。時代にそぐわないと考えた」と話している。
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000702060001