国土交通省は6日、同省航空局に航空機部品を納入している輸入商社「富士インダストリーズ」(神戸市)が製品の価格を水増しし、同省側に過大な請求をしていたと発表した。
同省によると、1997年以降の4件の取引で計約384万円を水増ししており、同省は同社を4か月間の指名停止処分にするとともに、水増し分の返還を求めた。
同社は、航空機のアンテナなどの料金計約610万円を請求していたが、同省が契約書類などを照合したところ、単価を約3倍に水増ししていた。
同社は昨年11月、自衛隊機の部品納入でも水増し請求をしていたとして、防衛庁(当時)から取引停止処分を受けている。