四人はネットの求人サイトを通じて知り合い、IDの入手や架空出品など役割を分担。二〇〇五年四月から〇六年十月までに、約千百件のIDを盗み、約四百五十人から総額約二千万円をだまし取ったとみられる。
調べでは、四人は昨年三月二十六−三十日、オークションに関する通知を装った偽メールをオークション利用者に送り、福岡県久留米市の男性会社員(28)のIDとパスワードを不正に入手。この会社員に成り済ましてタイヤなどを架空出品し、落札した愛媛県の男性団体職員(24)から三万四千円をだまし取った疑い。
主犯格の山本容疑者は昨年十二月までパソコン教室を経営していた。自宅から小分けにした覚せい剤計約六十三グラムも見つかり、捜査本部は一月十七日に同容疑者を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の現行犯で逮捕した。調べに対し、容疑を否認しているという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070206/eve_____sya_____004.shtml