防衛省によると、3等陸曹は、上司の許可を得ず私物パソコンを部隊内に持ち込み仕事で使用。その後、このパソコンを無断で自宅に持ち帰って分解し、取り出した内蔵のハードディスクを別に新たに組み立てたパソコンの中に入れた。内蔵ディスクには内部資料が残っていたにもかかわらず、このパソコンにウィニーを導入、暴露ウイルスに感染したため情報が流出したという。同省が昨年8月、情報流出を監視していて見つけた。3等陸曹は事実関係を認めているという。
防衛省では昨年2月、「秘」指定の海自艦船のコールサインなどがウィニーを入れた私物パソコンから流出。その後、「私物パソコンで内部情報を取り扱うことを禁ずる」「職場の私物パソコンからファイル交換ソフトを削除」などの事務次官通達を出していた。
http://www.asahi.com/national/update/0203/OSK200702030017.html