乗継割引運賃は、長野新幹線開業に伴い、篠ノ井−軽井沢間をしなの鉄道に移管した際、急激な運賃上昇を抑えるために両社が設定。両社が接続する篠ノ井駅や小諸駅で乗り継いだ場合、JR東日本は20−40円の値引きをしていた。廃止理由としてJR東日本は、当初の激変緩和措置の役割を果たせたことを挙げている。
しなの鉄道は、利用者減少や車両更新を理由に5年ぶりに運賃を改定し、初乗り運賃を160円から180円、区間運賃も12・5%値上げする。ただ、改定後の運賃でも全国の第3セクター鉄道の中では最低水準を維持している。
これら両社の変更により、長野−軽井沢間は1430円から1590円に。最も影響の大きいのは川中島−屋代間で、260円から320円になる。
(加藤弘二)
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20070202/lcl_____ngn_____006.shtml