生保各社は現在、生命保険協会が呼び掛けた不払いの自主調査を実施中で、3月末に終了期限を迎える。
しかし、今年に入って第一生命保険で発覚した、がんなど「三大疾病特約」の不払いについて、金融庁が各社から聞き取り調査した結果、「多くの社で対象から漏れている懸念がある」(幹部)という事態が発覚した。
対象項目や方法が統一されていない自主調査では、損保業界のように調査漏れが発生する可能性が高いと判断し、保険業法に基づく調査命令に踏み切った。
同庁は05年7月、明治安田生命保険の不払い問題を受け、支払い請求を受けながら支払いを拒否したケースが妥当だったかを調査するよう生保各社に命令した。その結果、不適切な支払い拒否は明治安田生命で1053件、同社以外の31社で計435件が判明している。
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20070202/mng_____sei_____000.shtml