県によると、同マンションA−E棟のうちB棟の強度は、最も低いところで基準値の74%だった。田村水落設計の水落光男一級建築士は「確認の期日が迫っていたので、構造計算書の数値を部分的に差し替えた」と説明したという。県は建築主の「アパマンション」(金沢市)に、補強計画書などを提出するよう書面で勧告する。
田村水落側が「研究者にも認められた設計で問題ない」と主張していたため、昨年十一月、日本建築防災協会の専門委員会に意見を求めていた。マンションは、建築確認を行ったイーホームズ(廃業)が構造計算を再審査し、昨年三月、構造計算書の一部に「不整合がある」と県に報告、マンションは七−八割ほど完成していたが、県の指示で工事が停止している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070202/eve_____sya_____006.shtml