二〇〇五年六月十九日に放送された「身体の危険度シリーズ第2弾 『知られざるコレステロールの恐怖』」で、病院に行かなくても超悪玉コレステロールをチェックできるという方法を紹介。テーブルの前に座り両手を足の上に置いて十秒後、手のひらをテーブルに載せて血色を確認。赤い人は要注意で、霜降りの人は危険信号と超悪玉コレステロールが多い可能性があるとした。
番組前段で超悪玉コレステロールについて説明した東邦大学医学部の芳野原(よしの・げん)教授は「取材に来たスタッフに『手のひらで分かるんですよね』と尋ねられ『血液を採って調べないと分からない』と答えた」と言う。同教授は番組全体は知らされていなかった。放送された番組には手のひらチェックがあり「そんなことで分かるはずがない。専門家の意見を無視した内容だ」とあきれたという。
さらに番組では「手のひらの血色チェックは、超悪玉コレステロールができる原因となる肝機能の低下をみるためだとも理由づけていたが、そのような判断ができるという理論は医学界には存在しない」としている。
関西テレビは「過去の分についてはまとまった段階で回答をしたいので個別のケースには答えられない」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070131/mng_____sya_____010.shtml