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2007年01月30日(火) 00時00分

日本の『素顔』伝えます アニメ、高齢化 東京新聞

 【北京=平岩勇司】中国中央テレビは二十九日、人気キャスター白岩松氏ら取材団を三月に日本へ派遣、日本を多角的に紹介する大型番組「岩松が日本を看(み)る」を制作すると発表した。四月の温家宝首相訪日を前に「客観的な日本像」を放映するとしている。

 最近の中国で現代の日本を総合的に特集するのは珍しい。三月上旬から約十五日間取材。生中継も含め、白氏がキャスターを務める平日夕方のニュース評論番組「東方時空」で連日報道する。

 テーマは歴史観、高齢化、交通問題、アニメ、若者文化など幅広い。歴史観では「日本にはさまざまな歴史認識が複雑に併存していることを伝える」方針。日本に「正しい歴史観」を求めてきた中国の従来の立場から考えると異例だ。

 取材団は安倍晋三首相夫妻や奥田碩トヨタ自動車相談役、ミュージシャンの小室哲哉さん、俳優の木村拓哉さんらのインタビューを希望。

 白さんは記者会見で「両国関係が改善に向かっている今、理解を深める役割を果たしたい」と述べた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070130/mng_____kok_____004.shtml