酒に酔った女子高校生を自宅で乱暴したとして、強制わいせつ罪に問われた島根県安来市の会社員(24)の控訴審判決で、広島高裁松江支部は29日、無罪とした一審松江地裁判決を支持、検察側の控訴を棄却した。
検察側は女子高生の話を基に当時の状況を再現したビデオテープを新たに提出したが、赤西芳文裁判長(異動のため代読)は、一審判決同様に「女子高生の話は信用できない」と述べた。
会社員は2005年6月、酒に酔った当時16歳の女子高生に自宅でわいせつ行為をしたとして強姦(ごうかん)未遂容疑で逮捕、8月に強制わいせつ罪で起訴された。
広島高検松江支部は「判決文を検討し今後の対応を考えたい」とコメントした。
ZAKZAK 2007/01/30