裁判員制度を国民に理解してもらうため、最高裁などが主催する「裁判員制度全国フォーラム」で、共催した産経新聞大阪本社と千葉日報社の2社が会場を埋めるため、アルバイトを雇い「サクラ」を集めていたことが30日までに分かった。
最高裁によると、産経新聞大阪本社は17年10月から今年1月にかけ、大阪府と和歌山県で開かれた計3回のフォーラムに、人材派遣会社などに依頼し、1人当たり3000円から5000円を支払って参加させた。「サクラ」は1回最大125人で、参加者の3分の1を占めた。
「サクラ」はフォーラムへの参加のほか、質問などは依頼されていないという。
産経新聞社の話 「ご迷惑をお掛けしたことを深くおわびする。今後、2度とこのような不祥事が発生しないよう、再発防止策を策定して周知徹底を図る」
ZAKZAK 2007/01/30