ベルトラン保健相は記者会見で、寝不足の人のうち全人口の約6分の1にあたる1000万人の国民が睡眠不足に起因する疾患になる危険があると警告。「交通事故の2割は眠気と関係ある」「睡眠不足が学校での落ちこぼれに結びついている」などと指摘した。
さらに同相は「眠気について語るのをタブーにはしてはいけない」と述べ、職場で15分間の昼寝をとる試みへの参加を企業に呼びかけた。
仏政府は安眠の効用研究や周知に今年、予算700万ユーロ(11億円)を計上。子どもも十分な睡眠をとるべきだとして、今後3年間に1000カ所の託児所と幼稚園の防音を強化するという。