シンポジウムは「真に成熟した都市・東京を目指して!」。ニュースキャスターの安藤優子氏を司会に招き、2016年の夏季オリンピックについて日本経団連の奥田碩名誉会長らが語り合った。
石原知事は「(2012年の)ロンドンまではただのお祭り。東京はもっと面白いものにしたい」と話し、「聖火台まで鉄腕アトムを飛ばして聖火を点火させるのも面白い」などと具体的なプランも披露し、終始上機嫌だった。
教育問題について話を振られると、「この間、ヤンキー先生(=義家弘介氏)から子供のいじめについて話を聞いた。男の子が女の子をいじめる。『(いじめられっ子に)イヌのフンを食え』。これじゃあ死にたくなる。その前になんでやり返さないのか」と熱く語った。
また、「私は小学校のころ、いじめられていた。今も共産党や朝日新聞にウダウダ言われていじめられている。ネガティブキャンペーンなんでしょうが。よし、やってやろう」と宣戦布告。
さらに、「メディアはろくに取材もせず、どこかが調べたことを、そのままトランスファーする。情報分析もしない。発想が貧困になっている」とメディア批判を繰り広げた。
ただ、このシンポジウムは、政治資金規正法で規定された会費2万円の政治資金パーティー。都知事選が迫っているとはいえ、公務がある平日昼間にパーティーを開くのはいかがなものか。
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