メールは19日午後と20日午後の2度にわたって、同じ内容が約1000人に送信された。与党が推薦した持永哲志氏を紹介し、「宮崎県にお知り合い、友人の方がいらっしゃいましたら、『もちなが』さんをどうぞよろしくお願い致します」と訴えている。公選法は、認められた文書以外での投票依頼を禁じている。
逢沢氏は29日、朝日新聞の取材に対し、「ほとんどが岡山県在住の自分の支持者に送ったものだった」と述べ、公選法に違反するとの認識がなかったことを強調した。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は、「事実とすればとんでもない。議運委員長という大変重要な役職に値しない違反行為だ」と語り、責任を追及する構えだ。一方で、インターネットの選挙利用の解禁をめぐる議論に発展する可能性もある。