飼い主に決まった女性と対面する「崖っぷち犬」=28日午後、徳島県神山町で
同センターには、県内外から見物人を含む約400人が詰めかけた。飼い主に決まった主婦は、今まで犬を飼ったことはないが、テレビを見て面倒をみたくなり、息子の車で会場まで来たという。
「崖っぷち犬」はひもを引いても動かず、まだ人に慣れない様子だが、主婦は「大事にすれば何とかこっちを向いてくれるでしょう。帰って犬小屋を準備します」。早速、携帯電話で孫と相談し、名前を「りんりん」と決めた。
この日は、「崖っぷち犬」のほかに25匹の譲渡会があったが、「崖っぷち犬」の姉妹とされる犬を含む17匹は、引き取り手が決まらなかった。