調べでは、錦城容疑者は昨年8月、自動車窒素酸化物・粒子状物質削減法(NOx・PM法)の排ガス基準を満たさない業務用トラックの使用本拠地を、大阪市内から規制地域外の大津市内の全容疑者宅と偽り、滋賀運輸支局に登録した疑い。
トラックは大津市の滋賀朝鮮初級学校を運営する滋賀朝鮮学園の敷地内の駐車場を保管場所としていたが、実際には生野区内の錦城容疑者宅に置いていた。全容疑者は「(錦城容疑者に)頼まれた」と容疑を大筋で認めているという。
同学校には、同日朝から府警の捜査員が家宅捜索に入った。保護者ら約100人が学校近くで抗議活動をし、一時騒然となった。尹日和(ユン・イルファ)校長(51)は「(駐車場を)どう使っていたかは詳しく知らない。だが、教育の場に入ってくることが許されていいのか。配慮がない」と話した。
http://www.asahi.com/national/update/0128/OSK200701280014.html