調べでは、数カ月前の昨年、今回の出火場所と同じ調理室で、佐々木美津子容疑者(35)=業務上失火容疑などで逮捕=とは別の店員が調理している時に鍋の油が発火。店内にいた上江洲店長がすぐに消火器で消し止めたため、被害はほとんどなかった。この時に使った消火器を、そのまま置いていたという。
今回の火災で、佐々木容疑者に助けを求められて調理室に駆けつけた客の男性は「佐々木容疑者から消火器を渡され、ピンを抜いて構えたが、爆発が起きて噴射させずに避難した。消火器を持った時に、内部でボコボコと音がした。使用済みとは思わなかった」と話している。
消防関係者によると、消火器は、使用後に消火剤を詰め替えないと使えないタイプや、1回使用すると再度使えないものが大半といい、県警が詳しく調べている。
http://www.asahi.com/national/update/0128/OSK200701270073.html