厚生労働省は26日、昨年10〜12月に中国から輸入されたコメの加工食品に、日本では安全性が確認されていない遺伝子組み換えのコメが初めて検出されたと発表した。
神戸港(兵庫県)に輸入されたビーフン2・3トンと、四日市港(三重県)に輸入されたもち米の粉540トンをDNA検査したところ、害虫への抵抗力を強める遺伝子が組み込まれていたことが判明。食品衛生法に基づいてすべて処分し、流通はしていない。ただ、同様の加工食品がすでに国内に流通した可能性もある。
同じ作用がある遺伝子はトウモロコシに使用されており、厚労省は「健康に及ぼす影響は少ないと思われる」としている。