23日に逮捕されたのは、同市築館照越、会社員遠藤忠男容疑者(52)。築館署の調べでは、遠藤容疑者は22日午後9時20分ごろ、次女の有紀さん(10)を自宅から離れの木造の薪小屋に連れ出し、両手足をナイロン製のロープで縛ったうえで、小屋のはりにロープの先端を結んでつり上げ、閉じこめた疑い。小屋の中は暖房がなく、明かりもなかったとされる。
縛られてから25分ほどして長女(16)が小屋に様子を見に行ったところ、有紀さんはしゃがみこんでおり、意識がもうろうとしていたという。救急車で病院に運ばれたが、ロープが首を圧迫しており、低酸素脳症の状態が続いていた。
調べに対し遠藤容疑者は、「普段から、親の言うことを聞かなかった。テレビを見るのをやめるように注意したが、言うことを聞かないのでしつけのつもりでやった」と供述しているという。
家族の話からは、ロープで縛る「しつけ」は普段から何度かあったというが、体には虐待を受けていたような形跡はみつかっていないという。
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200701260368.html