同工場の清水武博工場長が26日、府に追加提出した報告書でわかった。大腸菌が検出された場合の回収基準は、本社は1グラムにつき1万個超と定めていたが、同工場では10万個超になっていた。もともと1グラムあたり3000個までしか測定できない方法で検査を続けていたことも判明。清水工場長は「大抵は3000個以内に収まったので、手抜きをしていた。(回収基準が)本社と違う理由はわからない」と話しているという。
また、同工場は06年2〜8月、消費期限や賞味期限を1日過ぎた卵や生クリームなどを使った洋生菓子約25万3000個を全国に出荷していた。
府食の安全推進課は「食品検査の意味をなしておらず、大手企業として考えられない」としている。
http://www.asahi.com/national/update/0126/OSK200701260090.html