三洋電機は26日、2004年9月にリコール(無料点検・修理)を発表していたドラム式洗濯乾燥機「トップオープンドラム」で、リコール後も4件の発火事故があったと発表した。
うち1件は、修理を終えた製品からの発火事故で、1人が軽いやけどを負った。三洋電機は修理ミスが原因として、修理済みを含むリコール対象16万4364台すべての再点検など、リコール措置の強化に乗り出す。
対象となる製品は「AWD—A845Z」など2002年4月以降に販売した4機種。「乾燥」機能を使用中に発火・発煙する事故が3件あり、04年9月に、広告で周知を図るなどのリコール措置を発表した。ヒーター回路の配線を接続する端子の溶接が不十分だったのが原因で、配線交換の修理を進めていた。
しかし、05年4月に甲府市の民家で、修理済みの洗濯乾燥機から発火し、住人の女性がのどに軽いやけどを負った。原因を調査したところ、修理の際、一部の配線の交換を忘れていたことがわかった。
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