アドビシステムズ社が開発した電子文書ファイルのフォーマットですワン。広く普及しており、現在はなんと2億以上のPDF文書がウェブ上に掲載されているということです。
確かに、企業サイトから何か文書をダウンロードするときはほとんどがPDFですね。ファイル作成する場合は通常Adobe Acrobatを、表示させるにはAcrobat Readerを使います。
「PDFが文書ファイルってことは、それを作成するAcrobatはワープロソフトなの?」と勘違いする方もいそうですが、そうではありません。このソフト自体では文書を編集したり、文字装飾をしたりということは出来ません。
Acrobatは別のワープロソフトなどで作成した文書ファイルからPDFを作成するのです。すると、ファイルを閲覧する人の環境に関わらず、元の文書とほぼ同じ状態で表示することが出来るようになります。違うOSを使っていても、相手のパソコンに入っていないフォント(書体)を使っても大丈夫です。
通常なら同じワープロソフトで作った文書でも、使用フォントがインストールされていないと同じように表示されません。が、PDFだったら文字の形の情報も一緒に保存してくれるので、同じように表示できるのですな。文書に画像が埋め込まれていれば、その画像情報もまとめて保存します。ファイルサイズもコンパクトに出来ますし、不特定多数に配布するフォーマットにピッタリなんですワン。
Acrobatはなかなかお値段が張るので個人では手が出しにくかったのですが、最近はかなり安価なPDF作成ソフトもあり、気軽に使えますワン。