電話を受けた母親が不審に思い「学校に確認する」と答えたため、金銭の要求もないまま電話は切れ、実害はなかった。市教育委員会は二十四日、市内の小中学校長あてに教職員や家族に注意を促すよう求める文書を送った。
電話の男は「教頭だが、お宅の先生が子どもを殴ってけがをさせた。弁護士も来ている」などと話したという。具体的に教頭の名字や児童の氏名も告げてきたが、ともに実在はしないという。
市内では昨年四月から六月にかけても、小中学校教職員や保育士の自宅、実家に振り込め詐欺とみられる電話が二十七件かかっており、昨年五月には小学校教諭の妻が約百万円を振り込んでしまう被害も出ている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20070125/lcl_____mie_____001.shtml