県によると、養鶏場には5棟の鶏舎があるが、新たな死骸(しがい)が見つかったのも前日までと同じ鶏舎だったという。
会議には、副知事や県警本部長ら12人が出席。前日に初登庁したばかりの東国原知事は冒頭、「一刻も早く、一日も早く、原因究明、拡散防止を含め、被害を最小限に抑えたい」と呼びかけた。また「県内、県外のみなさんに不安を与えないよう一生懸命、防疫体制に取り組みたい。更なる連携とご協力を」と職員を激励した。
東国原知事は正午すぎに現地近くを訪れ、消毒の進み具合などについて説明を受けた。
県は鶏の検体からウイルスの分離作業を進めており、25日朝にも動物衛生研究所(茨城県つくば市)にウイルスを送り、鳥インフルエンザかどうかの鑑定をする。結果判明は25日夕以降の見通しだ。
この養鶏場の半径10キロ圏内では30養鶏場で計95万羽が飼われ、県は鶏や卵の移動自粛を求めている。県はこの養鶏場で消毒と鶏の隔離を始め、24日は10キロ圏内にある30養鶏場にも異常の有無を問い合わせた。
すでに13日に感染が確認されている清武町では、県と環境省、鳥取大が10キロ圏内の河川敷やため池周辺で野鳥のふんなどを採取するウイルス感染調査を始めた。