「次世代DVDはゲームとの戦いではない」と語るのは、東芝の西田厚聡社長(63)。ライバル「ブルーレイ・ディスク(BD)」陣営は、BDプレーヤー(再生専用機)を内蔵したソニー製の新型家庭用ゲーム機「プレイステーション3」600万台を今年度中に販売する方針だが、影響は限定的だとみる。
「ゲームユーザーは圧倒的に子供が多く、映画ソフトはほとんど買ってくれない」と指摘。東芝が推進する別規格の「HD DVD」は映画ソフト数の充実で大きく先行しており米国市場では東芝製プレーヤーと映画ソフトの販売が好調。今後はプレーヤー搭載パソコンの普及も進めて映画ファンを取り込み、主導権争いを優位に進めたい考えだ。
ZAKZAK 2007/01/24