不二家の消費期限切れ原料使用の問題発覚後、両社トップが意見交換したのは初めて。会談は森永側から不二家側に持ち掛けた。森永会長は、不二家の現在の経営状態や品質管理の改善状況などを確認。桜井社長は、スーパーやコンビニで撤去された不二家製品の販売再開に力を注いだ上で、自力による経営立て直しに取り組む方針を説明したという。
森永製菓は不二家の発行済み株式の3.9%を保有し、相互に株式を持ち合っている。森永首脳はこれまで、不二家に対する技術支援や創業家が保有する株式の買い取りなどに言及している。
一方、不二家のメーンバンク、りそな銀行は、不二家から要請があれば、資金面の手当てのほか、役員クラスの派遣などを検討していることがわかった。りそな銀は3月末までをめどに資金繰りを全面的に支援する方向。さらに役員派遣で、引き続き支援する姿勢を対外的に示すものとみられている。
ZAKZAK 2007/01/24