川畑さんは、この拷問的な取り調べによって精神的苦痛を受けたとして慰謝料などを求めて県を提訴。18日の鹿児島地裁判決は「公権力を笠に着て常軌を逸した行為」などと指弾したうえで県に60万円の支払いを命じている。
判決によると、川畑さんは03年4月中旬の3日間、支援する候補者への投票を依頼する目的でビールを配ったなどとして任意聴取を受けた。この際、警部補は「早く正直なじいちゃんになって」などと家族からのメッセージに見立てた文言を3枚の紙に書き入れた後、川畑さんの両足首をつかんで踏ませた。
http://www.asahi.com/national/update/0124/SEB200701230020.html