市は昨年11月と今月に2人の市税滞納者から、ソファやテーブル、たんすなどの家具と絵画計123点を差し押さえた。この公売物件数は全国の市町村でも最大規模になるという。
公売は情報通信会社大手ヤフーのインターネットオークションを利用。日本全国から24時間いつでも入札に参加ができるため、入札参加者の増加や落札価格の上昇が期待できる。市によると全国で既に142自治体がインターネット公売を実施。今回は、同市のほか、蒲郡市、瀬戸市、豊川市が県内自治体として初めて同時に参加する。
市は最低入札額の合計を812万9000円と見積もっており、「ネット公売は売却の可能性も高い。税負担の公平を実現するため、今後もネット公売を進め、より効果的な滞納整理を推進したい」としている。
インターネット公売は3月7日から9日まで実施。参加するためには2月8日から28日までにネットでの申し込みが必要。公売物件が多いため、21日に同市北丹町の旧和楽荘で下見会を開く。問い合わせは市納税課=電0586(28)8968=へ。
(横井武昭)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20070124/lcl_____ach_____003.shtml