娘と豪南部アデレードに帰省していたロンドン在住のIT技術者のアレン・ジャソンさん(55)は20日、メルボルン空港で保安検査を通過した後、ゲートで職員から搭乗を拒否された。シャツを着替えれば、他の便に振り替えると言われたが、ジャソンさんは用意がないとして拒否。以前も2度、同じTシャツでカンタス便に搭乗しようとして、着替えるように求められたという。
ジャソンさんは「こんなことが問題になる今の豪州は非常に不健全だし悲しい。表現の自由のために断固戦う」と、裁判の準備を進めている。
カンタス航空側は「乗客の気分を害したり、機内の安全を脅かしたりする恐れのある言葉は認められない」と主張している。