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2007年01月21日(日) 00時00分

『長時間困る』『分かりにくい』 裁判員制度フォーラム 東京新聞

 二十日に宇都宮市文化会館(同市明保野町)で開催された「裁判員制度全国フォーラム2007 in栃木」(最高裁、宇都宮地裁など主催)。一般市民や法曹関係者ら計六人のパネリストが、二〇〇九年五月までに始まる同制度の意義や疑問点をめぐり、積極的に意見を交わした。

 市民側からは「長時間にわたって拘束されるのは困る。家庭や仕事への影響が心配」「同制度の実施に向けて、どのように準備が進んでいるのか分かりにくい」などと率直な意見が相次いだ。

 宇都宮地裁の井上泰人裁判官は「普通の人の感覚が加わることで、裁判の判断に深みが出る」と意義を強調。「まだまだ市民への発信が足りないので、さらに頑張りたい。『裁判員制度への参加は、冠婚葬祭への参加と同じくらいに重要』と思ってもらえれば」などと理解を求めた。 (松尾博史)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20070121/lcl_____tcg_____002.shtml