市民側からは「長時間にわたって拘束されるのは困る。家庭や仕事への影響が心配」「同制度の実施に向けて、どのように準備が進んでいるのか分かりにくい」などと率直な意見が相次いだ。
宇都宮地裁の井上泰人裁判官は「普通の人の感覚が加わることで、裁判の判断に深みが出る」と意義を強調。「まだまだ市民への発信が足りないので、さらに頑張りたい。『裁判員制度への参加は、冠婚葬祭への参加と同じくらいに重要』と思ってもらえれば」などと理解を求めた。 (松尾博史)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20070121/lcl_____tcg_____002.shtml