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2007年01月21日(日) 13時09分

キー局フジもドタバタCMなし大事態朝日新聞

 関西テレビ制作「発掘!あるある大事典2」(日曜午後9時)のデータねつ造は、キー局のフジテレビを揺るがした。21日の放送が休止となった影響で、同日午後9時からの約1時間にわたり、CMが放送できない異例の事態に追い込まれたことが20日、分かった。フジテレビ関係者は「休止となった番組はスポンサー1社の提供だったため、休止となったことで、同社のCMも他のCMもない」と説明した。フジ関連の番組CMの放送予定もないという。

 同枠については「あるある」の代替番組として、同10時スタートの情報生番組「スタメン」の開始を1時間繰り上げ、そのまま1時間拡大して対応することを20日夜までに決めた。だが、「スタメン」の枠内のCMを同時に1時間早めて放送することは契約の問題でできない。突然、CMのない「NHK状態」のあおりを受けた制作スタッフは、1時間の生番組の構成に対応するため、頭を悩ませている。

 フジテレビの広報部は、関西テレビからこの日午前中に事態について報告を受けた。同広報部は「視聴者の皆さまの信頼を裏切る内容を放送してしまったことに深くおわびいたします」とコメントした。

 また、「スタメン」開始前の午後9時から、関西テレビによるおわびが放送される。問題の放送から2週間も経過し、問題の報告は放送の前日。フジテレビ内からは「暗い気持ちだ」という声が聞かれた。


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