埼玉県は19日、不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)で賞味期限が今月4日に切れた加工原料を使用したアップルパイを翌日作り、出荷していた可能性があると発表した。
埼玉工場で不適切な製品の製造が確認されたのは33件目。
同社は「昨年秋以降、社内調査に基づき、各工場に期限切れの原料使用をやめるよう指導した」と説明していたが、「改善を指導してきたが、工場での運用が徹底されていなかった」(人事総務部)としている。
県は食品衛生に関するマニュアルや、同工場で不適切に製造・出荷されたすべての製品の製造記録を23日までに提出するよう求めており、引き続き工場の製造実態の確認を進める。