学校裏サイトは全国規模のほか、学校別、学年別の掲示板方式のものがある。県内に関連するケースでも、個人名を挙げたひぼう中傷や「カッコ悪い人ランキング」など人物評価、わいせつ画像を表示する有害サイトへつながる業者の書き込みが多数あった。プロフの中には自分の裸の画像を掲載している例もあり、転載や画像加工が容易で、いじめなどの被害につながる恐れもある。
下田教授らによると、プロフは一昨年末に出現し始め、夏ごろから急速に拡大。ネット掲示板を入り口にプロフを作っている小学五、六年生も多く、低年齢化が著しい。雑誌などの影響や先輩や兄弟からの誘いで始めるケースも少なくない。県内でも同じ傾向という。
こうしたサイトには保護者が手続きしない限り、携帯電話やゲーム機からもアクセスできる。下田教授らは「保護者が危険性を認識せず、小学五、六年から携帯電話を買い与えているケースが多い」といい、保護者への啓発が追いついていない現状が浮かび上がった。
会議に出席した子どもセーフネットインストラクターの小川真佐子氏は「子どもが大人に踊らされている。携帯電話を与える前によく考えるなど、有害情報から子どもを守らなければ」と問題提起した。
会議メンバーには県教委や県警の職員も含まれており、今後対策を検討する。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20070119/lcl_____gnm_____000.shtml