県税務課によると、女性経営者は昨年七月ごろから、県内の油槽所を出荷基地として、灯油に重油やBDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)、パーム油などを混合させた油を、関東や東北地方を中心とした輸送業者らに自動車燃料として販売を繰り返していた疑い。
この際、女性経営者は地方税法で必要とする県からの軽油製造の事前承認や、事後の申告納付をしていなかった。
強制調査には各都県や税務署の職員七十人が参加。軽油を抜き取って調べたほか、伝票や領収書、納品書などを押収した。
女性経営者は、一昨年にも不正軽油の製造や販売に関与し、県などが立ち入り調査を実施し、製造を中止させた経緯がある。 (秦淳哉)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20070119/lcl_____ibg_____004.shtml