堀田容疑者がカード作成申し込み時、提示した保険証や名刺には、実在する会社名が書かれていた。だが、所在地は架空で、一字だけ違うなど実際の社員と酷似した人物名が記され、巧妙に偽造されており、同署は背後に保険証や名刺を偽造し、金をだまし取るグループが存在しているとみて捜査している。
調べでは、堀田容疑者は昨年十二月二十八日午後三時半ごろ、東京都足立区千住の消費者金融無人契約機で、他人名義の健康保険証を使ってキャッシュカードを作ろうとした疑い。容疑を認め「ほかに二件やった」と供述しているという。
堀田容疑者は携帯電話のインターネットサイト「闇の職安」で知り合った若い男らから、「都合が悪くて金を下ろせない人に成り済まして、カードを作れ」と言われ、犯行前に健康保険証と名刺を手渡された。その際、保険証と名刺に書かれた名前のほか、住所、生年月日、両親の名前を覚えるよう指示されたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070118/mng_____sya_____013.shtml