同社は、ホームページを見て問い合わせをしてきた顧客だけでなく、関連する投資顧問会社の名簿などを活用。入手しにくい新規公開株などを持ち出して「必ず値上がりする」などと顧客を勧誘していた。
取引を始めた顧客には、実際に取引したように装うため購入日や価格などを記入した計算書を送付。さらに返金を求める一部の顧客には、配当金として現金を振り込み信じ込ませていた。
県警が押収した資料には、顧客の疑いを紛らわすため一部返金するという趣旨が書かれていた内部文書もあったという。
同社の顧客だった甲府市の男性会社員(36)は「推奨株の値が下がり文句を言ったら、別に取引があった株の配当金として現金が振り込まれた。その後すぐ別の取引を持ちかけられた」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20070118/lcl_____stm_____001.shtml