三洋電機は17日、群馬県衛生環境研究所との共同実験で、同社が空気清浄機や加湿器に使っている電解水がノロウイルスを抑制する効果のあることが確認されたと発表した。同社が開発した電解水技術は水道水を電気分解して除菌作用を持たせるもので、これまでに鳥インフルエンザやアレルギー物質などの抑制効果が確認されている。
今回の実験は、人間に感染するノロウイルスは試験管で培養できないため、ウイルス学的に性質が似ており、ネコに下痢を伴う胃腸炎を発症させる「ネコカリシウイルス」を代用して行った。
ネコカリシウイルスの浮遊物に対し、電解水を10分間放出したところ、ウイルスの感染力を示す数値を99%以上低減できたという。
ZAKZAK 2007/01/18