東京大学医学部付属病院(東京・文京区)は18日、同病院の男性医師(39)の私有パソコンから、患者約150人の個人情報がインターネット上に流出した恐れがあると発表した。
流出した可能性があるのは、1993〜98年にこの医師が診療した、同病院など首都圏の4病院の患者計約150人分の氏名や生年月日、病状など。医師は患者情報をパソコンに保存したままファイル交換ソフトを使用し、ソフトを通じて流出したとみられる。
今月14、15日、この医師の自宅や同病院に、「患者情報がネット上で閲覧できる」などと匿名の情報提供があり、この医師がファイル交換ソフトの使用を病院側に申し出た。
同病院は今後、医師の処分を検討するとともに、約150人に個別に連絡して謝罪する。