阪神大震災から17日でまる12年。6434人の犠牲を出した災禍から学び取った教訓を生かすため、兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」は16日、減災への取り組みを決意し、災害への備えを訴える「1・17ひょうご安全の日宣言」を発表した。
神戸市中央区のHAT神戸で17日開く「ひょうご安全の日のつどい」で同県民会議企画委員長の河田恵昭・人と防災未来センター長が朗読する。
同県伊丹市の昆陽池公園では、震災発生12時間前の16日午後5時46分から「追悼の集い」が始まり、小雨の中、犠牲者と同じ数のろうそくに火がともると、訪れた約300人が祈りをささげた。
今年のテーマは「真実」で、時を経ても消えぬ記憶を受け継ごうと「地球を見つめる瞳」をかたどった。