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2007年01月17日(水) 10時04分

阪神大震災から12年 鎮魂に包まれる被災地朝日新聞

 6434人が命を落とした阪神大震災は17日、発生からまる12年を迎えた。雨の朝、発生時刻の午前5時46分を中心に被災地の各地で追悼行事が催され、人々は大きな犠牲と被害に思いをはせた。

竹灯籠に火がともされ、「1.17」の文字が浮かび上がった=17日午前6時43分、神戸中央区で

 神戸市中央区の東遊園地では、市と市民団体による「1.17のつどい」が開かれた。午前5時46分、数千人が「1.17」の形に並べられた竹灯籠(とうろう)を囲み、目を閉じた。その後、「震災を知らない子どもたちへ」と題して、遺族代表で震災で父を亡くした神戸市灘区の小林知子さん(40)が「どうか、あなたの命を、みんなの命を大切にしてください」と語りかけた。

 市民団体の調べでは、17日前後に震災関連の行事を開く兵庫県内の学校や幼稚園は1280と、昨年より29増加した。追悼式典や半旗の掲揚は減り、避難訓練や炊き出しなど実践を意識した内容が増えているという。

http://www.asahi.com/national/update/0117/OSK200701170007.html