改正条例は昨年三月に公布、同七月に施行された。八年ぶりの大幅改正で、従来のカラオケボックスやゲームセンターに加え、ネットカフェやマンガ喫茶なども午後十時から午前五時まで青少年の入場を禁じ(違反は罰金十万円以下)、その表示も義務付けた(同三万円以下)。
県青少年・私学室によると、調査は昨年十一月、ネットカフェとマンガ喫茶など全五十六店を対象に、調査員二百十七人が視察と聞き取りで行った。
深夜営業をしているのは四十八店(85・7%)で、このうち二十四時間営業は三十五店を占めた。年齢を確認しているのは四十四店(78・6%)、確認していないのが五店(8・9%)。年齢を確認できる会員制を採っているのは二十五店(44・6%)だった。
深夜入場禁止の表示は、条例通りに縦五十センチ以上、横二十センチ以上のステッカーなどで決められた文言を掲示していたのは二十八店(50%)。大きさや文言が異なっていたのが十六店(28・6%)、掲示をしていなかったのが六店(10・7%)あった。
ネットカフェなど四十六店のうち、有害情報の閲覧を制限する「フィルタリング」をしていないのは二十七店(58・7%)だった。
成人向けの雑誌やDVD、残虐ゲームなどと一般図書類の陳列を区別していないのは七店(12・5%)。併せて実施した書店やコンビニエンスストアなど図書類取扱店二百十五店を対象にした調査の1・4%を大幅に上回った。
(沢田敦)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20070116/lcl_____mie_____000.shtml