今回は、知人の家に金を盗む目的で侵入し、家人に包丁でけがを負わせて、現金を盗んだとして強盗傷害などの罪に問われた男の裁判。法廷にはスクリーンが用意され、事件の概略や犯行当日の行動などを分かりやすく説明した。
証人尋問や被告人質問では裁判員からも積極的な質問があった。論告、判決は十六日の二日目に予定している。
裁判員を務めた那珂市の公務員相田武夫さん(43)は「検察、弁護側の意見を聞いて考えることで精いっぱいでしたが、裁判の仕組みがよく分かりよい経験になりました」と感想を述べた。傍聴席からは分かりやすかったとの意見が出される一方、「言葉が難解で理解できない部分もあった」との声もあった。
裁判員制度は、地方裁判所で行われる刑事裁判のうち、殺人や傷害致死など重大事件が対象になる。
(沢田佳孝)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20070116/lcl_____ibg_____001.shtml