この型式のハブは04年のリコールでも従来品より強度が高い交換品として使われたが、約3年で再びリコールを迫られた。リコール隠しや虚偽報告問題を教訓に同社はリコールの判断方法や社内組織を大幅に見直しているものの、改めてメーカーの設計・製造能力が問われそうだ。
対象となるのは「F0」と「F2」と名付けられた型式の鉄製部品で95年7月から05年まで大型トラックやバス計約15万台に装着された。02年に横浜市で起きた前輪ハブの破断で外れたタイヤが直撃して母子が死傷した事故をきっかけにした04年3月のリコール(同4、8月に追加リコール)では、以前のC、D、E型より強度が高いため、約7万7千台を対象に交換品に使われた。
リコールはこのうち車重が重く、破断、亀裂が確認された25トン車を中心に数万台が対象となる見通し。
http://www.asahi.com/national/update/0116/TKY200701160245.html